第150回研究例会のお知らせ(2017年4月9日(日)13:00~) 

第150回研究例会を下記の日程にて開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。

 日 時:4月9日(日)13:00~
 会 場:清心館 3階 533教室
 参加費:無 料

  ***** 題目・要旨 *****

◆河野裕子『森のやうに獣のやうに』論――連作「青林檎」に着目して――
  立命館大学大学院博士課程前期課程  佐藤 好

 『森のやうに獣のやうに』(沖積社 一九七二・五)は、河野裕子の第一歌集である。この歌集に掲載された連作群は「裸足」・「夏」・「黙契」と分けられ、「青林檎」は、「裸足」の最後の連作に位置付けられている。そして、この連作の後に「夏」が始まり、連作「桜花の記憶」が掲載されているのである。この「青林檎」が歌集中においてどのような効果をもたらし、前後の連作に影響を与えているのかを分析、考察を試みたい。


◆「盗まれた手紙の話」論――〈欲望〉の構造をめぐって
  立命館大学大学院博士課程後期課程  陳 暁芝

 「盗まれた手紙の話」は昭和15年6月1日発行の「文化評論」第1巻第1号に発表され、翌年『炉辺夜話集』に収録された坂口安吾の短編作である。
 本発表では、「盗まれた手紙の話」における〈欲望〉の構造に主眼を置き、物語に示される詐欺行為と深川オペラ劇場主人の敗北の内実を明らかにし、作品の成立を探る。その上、本作品ならびに「茶番に寄せて」を取り上げ、作者の創作意図を考察する。


◆林芙美子 『ボルネオダイヤ』論
  立命館大学大学院博士課程後期課程  フィトリアナプスピタデウィ

 林芙美子『ボルネオダイヤ』は1942年から1943年にかけての南方の体験から生まれた作品であり、戦後「改造」1946年6月号に発表された。作品は戦時中、インドネシアのボルネオ島に於ける日本女性の従軍慰安婦についての物語である。
 本発表は、主人公の人物像に注目し、内地と外地との生活を比較することにより、ボルネオ島での体験の意義を考察する。また、加えて、外地へ放浪した女性について作家の意図を明らかにするものである。


◆石川啄木「我等の一団と彼」の頃
  京都市立塔南高等学校常勤講師  深町博史

 石川啄木は一九一〇(明治四三)年の五月末から六月上旬にかけて自身最後の小説となる「我等の一団と彼」を執筆した。「老人と青年の関係」を描いた前作「道」を「全然失敗してゐた」とし、本作の「目的」を「現代の主潮」としている。また、執筆期間中に発生した〈大逆事件〉にも重大な関心を寄せていく。本発表では「我等の一団と彼」を中心に、その「思想」上に大きな変化のあったという同時期の啄木文学についても考察したい。

 *例会終了後、16:30~ 評議員会を行います。

【案内】クィア・リーディング研究会第3回ワークショップ 「情動の力:マンガとクィアリング」(2017年1月20日(金)17:00~)  

クィア・リーディング研究会よりワークショップのご案内です。
みなさまのご参加をお待ち申し上げております。

▼フライヤー
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クィア・リーディング研究会第3回ワークショップ
「情動の力:マンガとクィアリング」

主催:JSPS科研費・基盤研究(C)「クィア理論と日本文学―クィア・リーディングの可能性と実践」(研究課題番号:16K02614)
  共催:立命館大学国際言語文化研究所ジェンダー研究会

日時:2017年1月20日(金)17:00~19:00
場所:立命館大学衣笠キャンパス 末川記念会館第3会議室
   ※事前申込不要・参加無料

講師:ジャクリーヌ・ベルント氏(京都精華大学・ストックホルム大学教授)

問い合わせ
立命館大学国際言語文化研究所
E-mail: genbun@st.ritsumei.ac.jp

【案内】中川成美教授 御退職記念・最終講義(2017年1月18日(水)16:20~) 

中川成美先生が2017年3月をもってご定年にてご退職なさることに伴い、記念の最終講義ならびにパーティーを開催します。
みなさまのご来場をお待ち申し上げます。


【ポスター拡大】

中川成美先生 御退職記念最終講義 【申込不要】

日時: 2017年1月18日(水)16:20~17:50
会場: 立命館大学衣笠キャンパス 創思館1F カンファレンスルーム
   ※キャンパスマップの(30)番 (交通アクセスはこちら
演題:
  文学と文学研究──日本文学研究のこれからに向けて──



記念パーティー 【要申込】

日時:2017年1月18日(水)19:00~21:00
会場:しょうざんリゾート京都
会費:5000円

記念パーティーへの参加をご希望の方は、メールにて、
件名を「中川先生ご退職記念パーティー」とし、
本文に、①お名前、②学年または卒業年、③連絡先電話番号 をご記入の上、【12月25日】までに、内藤由直(yositada[at]fc.ritsumei.ac.jp)までお申し込みください。
     ※メールアドレスの[at]を半角「@」に変更してください。

2016年度国語教育ゼミナール冬季大会のお知らせ(2017年1月14日(土)13:30~) 

2016年度国語教育ゼミナール冬季大会を下記の日程で開催いたします。
皆さまのご参加をお待ちいたします。


日 時: 1月14日(土) 13:30~16:45
場 所: 立命館大学衣笠キャンパス 清心館3階533教室
       ***** プログラム *****

◇開会の挨拶

◇実践報告・講演

  Ⅰ部・実践報告(13:30~15:40)
  国語科教材としての『古事記』    
     國分美里 氏(本学文学部日本文学専攻4回生) 
  「文学と宗教」研究における考察過程について―「イスカリオテのユダ」という視点から―  
     西岡 沙都美 氏(本学文学部日本文学専攻4回生)
  『太閤記』研究における考察過程について  
     竹内 洪介 氏(本学文学部日本文学専攻4回生)

  山崎正和「サイボーグとクローン人間」の授業 
    水野 洋 氏(履正社高等学校教諭)

  Ⅱ部・講演 (15:40~16:40)
  司書教諭の仕事―国語科教員・図書室・文学研究― 
    野村倫子 先生(大阪府立春日丘高等学校全日制教諭)
       
◇閉会の辞

◆懇親会(16:50~)
 場所:清心館3階 日本文学共同研究室
 予算:1000~1500円程度円程度(実費)
  *事前にお弁当を注文いたします。

「論究日本文學」第105号発刊のお知らせ  

「論究日本文學」第105号が発刊されました(2016年12月)ので、お知らせします。
投稿論文3本、学部卒業論文優秀作2本、書評・新刊紹介など、充実した誌面となっております。
どうぞご覧くださいませ。

なお、本誌のオープンアクセス化に伴い、「投稿要領」が一部改定されております。
次回1月10日締切にて投稿をご検討の方は、最新105号の「投稿要領」をご確認くださいますよう、お願いいたします。
皆さまのご投稿をお待ちしております。

「野菊の墓」繙読 矢本浩司
川端康成「令嬢日記」論 劉文娟
『夜の寝覚』の大皇の宮考
 ――「心構へ」の機能を中心に――
池田彩音
〔書評〕小原亨著『どん底に脈うつ意気地
 ――西鶴と近世文芸がとらえた賤民たち――』
湯浅佳子
〔新刊紹介〕瀧本和成編著『京都 歴史・物語のある風景』 池田彩音
大岡昇平・初版『俘虜記』
 ――〈いかにして自分が捕へられたか〉を〈精密に〉語る――
谷川直美
外来語「ケア」とその類義語について 西村優子