「論究日本文學」バックナンバー目次(第65号)
■第65号(1996年12月)
『こころ』解釈をめぐる疑義―「差異化」という視点― | 浅田隆 |
〈秀しげ子〉のためにⅠ―芥川龍之介との邂逅以前― | 中田睦美 |
岡本かの子「金魚撩乱」成立考 | 外村彰 |
『異本義経記』の構成 | 山本淳 |
田辺福麻呂の行路死人歌―「見る」と「共感」 | 渡部亮一 |
〔書評〕宮岡薫著『古代歌謡の展開』 | 真下厚 |
〔書評〕瀧本和成著『森鴎外 現代小説の世界』 | 松村洋 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第64号)
■第64号(1996年5月)
柏木の「身」意識について | 神田洋 |
『平家物語』の受容と変容 ―『平家物語評判秘伝抄』「伝」の部を中心として― |
堀竹忠晃 |
『とはずがたり』構想論―夢の記録をめぐって― | 藤井佐美 |
芥川龍之介「羅生門」論―老婆の勝利で終わる物語― | 許南薫 |
九州地方の「見ロー」「起きロー」などの言い方について ―『口語法調査報告書』からの検討― |
彦坂佳宣 |
〔書評〕中村史著『日本霊異記と唱導』 | 山口敦史 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第63号)
■第63号(1996年1月)
『保元物語』幼息最期譚及び北の方入水譚の様相 ―青墓長者一族の最期譚として― |
山口泰子 |
芥川龍之介「地獄変」試論―大殿の運命― | 田村修一 |
濱田隼雄『南方移民村』論 | 黄振原 |
放浪・自己語り・女性―近代女性文学と語る欲望(1)― | 中川成美 |
「古典はおもしろい」―中学二年生の授業より― | 九野里信夫 |
〔書評〕前芝憲一著『仮名草子――混沌の視角――』 | 常吉幸子 |
〔書評〕友田悦生著『初期芥川龍之介論』 | 清水康次 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第62号)
■第62号(1995年5月)
大嘗祭〈本義〉考―陪膳采女の祝詞をめぐって― | 中尾瑞樹 |
『大鏡』の構成 ―列伝構成における太政大臣中心主義をめぐって― |
高橋照美 |
真名本『曽我物語』北関東狩庭巡りの連纂意識 ―二つの名誉譚をめぐって― |
二本松康宏 |
三都役者評判記の成立とその背景 ―和泉屋版「鑑もの」を中心に― |
松澤正樹 |
図書館を利用した授業 | 西村誠一 |
〔書評〕上田博著『石川啄木 抒情と思想』 | 木股知史 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第61号)
■第61号 立命館大学日本文学会40周年記念号(1995年3月)
立命館大学日本文学会の四十周年にあたって | 彦坂佳宣 |
40周年記念大会講演録 | |
小泉苳三先生の人と学問 | 和田繁二郎 |
清水泰先生の人と学問 | 森本茂 |
立命館大学日本文学専攻・日本文学会年表 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第60号)
■第60号(1994年5月)
『源氏物語』蓬生巻考 | 井上千鶴子 |
『源氏物語』蛍巻の物語論と勧学会 | 伴利昭 |
浪化『隨門記』の行方―西園寺文庫所蔵本をめぐって― | 小林孔 |
失われた原風景―開高健『日本三文オペラ』について― | 三重野ゆか |
問題意識を持たせ、自主学習力をたかめる試み ―一九九三年度高校二年生「国語Ⅱ」における実践― |
橋本二三男 |
〔書評〕丸山顯德著『日本霊異記説話の研究』 | 原田敦子 |
〔書評〕北野昭彦著 『宮崎湖処子 国木田独歩の詩と小説』 |
森本隆子 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第59号)
■第59号(1993年12月)
『続日本紀』「海行かば」歌謡の表現 | 宮岡薫 |
異類婚姻譚の中日比較―中国遼寧省の伝承をめぐって― | 郭富光 |
木室卯雲作『話稿鹿の子餅』の笑い | 冨田成美 |
国語科年間自主編成単元学習の試み(下) ―一九九二年度高校二年生「現代文」における実践― |
大石征勝 |
〔書評〕福田晃著『南島説話の研究』 | 岩瀬博 |
〔書評〕元田與市著『雨月物語の探究』 | 山下久夫 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第58号)
■第58号(1993年5月)
『日本霊異記』下巻第三十八縁に於ける 景戒の観音悔過体験 |
中村史 |
本解「沈清クッ」と説経「松浦長者」(下) | 金賛會 |
『貧人太平記』の創作意識 | 小原亨 |
森鴎外『青年』の構造 | 野村幸一郎 |
国語科年間自主編成単元学習の試み(上) ―一九九二年度高等学校二年生 「現代文」における実践― |
大石征勝 |
〔書評〕上田博著 『昭和史の正宗白鳥――自由主義の水脈――』 |
中山和子 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第57号)
■第57号(1992年12月)
『今昔物語集』天竺部仏伝説話の意味するもの ―法相宗三時教判との関係― |
原田信之 |
源頼政の挙兵について | 堀竹忠晃 |
本解「沈清クッ」と説経「松浦長者」(上) | 金賛會 |
「にごりえ」試論―お力の「思ふ事」― | 山本欣司 |
『一握の砂』を読む(三) | 上田博 |
〔書評〕澤正宏著『西脇順三郎の詩と詩論』 | 藤本寿彦 |
〔書評〕坪内稔典著『正岡子規――創造の共同性』 | 金井景子 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第56号)
■第56号(1992年5月)
諸国正月斎会と大安寺釈迦悔過をめぐる説話 ―『日本霊異記』下巻第二十五縁・ 上巻第三十二縁を中心として― |
中村史 |
能本〈次第〉考 | 味方健 |
幕末江戸歌舞伎興行の初日と千秋楽(一) ―中村座の部― |
赤間亮 |
森鴎外「里芋の芽と不動の目」論 | 瀧本和成 |
故森本修教授追悼 | |
思いこもごも―森本修蔵書のこと― | 浅田隆 |
森本修教授のこと | 真鍋昌弘 |
思い出すこと | 田中文雅 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第55号)
■第55号(1991年11月)
『砌花発句』について | 奥田久輝 |
『大鏡』源氏繁栄の予言考 | 高橋照美 |
上田秋成の近江荒都歌論について | 山下久夫 |
『小園』論―茂吉の歌集編纂意図― | 安森敏隆 |
中野重治の詩「歌」―教材研究と授業― | 田口道昭 |
〔書評〕森本茂著『大和物語の考証的研究』 | 中田武司 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第54号)
■第54号(1991年5月)
『ある晴れた日に』私注―高見順〈南洋行〉(二)― | 木村一信 |
『恋塚物語』論―御伽草子の方法― | 小林美和 |
太山寺本『曽我物語』〈今の慈恩寺是なり〉攷 ―仮名本の成立時期をめぐって― |
村上美登志 |
『浜松中納言物語』唐后をめぐる中納言の言いつくろい考 ―京の生活の人間関係と若君の処遇が意味するもの― |
松浦あゆみ |
記紀歌謡物語論序説 | 末次智 |
〔書評〕故本田義寿著『記紀万葉の伝承と芸能』 | 真下厚 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第53号)
■第53号(1990年5月)
『大和物語』在中将諸段の構成 ―第一六〇段~一六六段― |
森本茂 |
『伏屋の物語』から『秋月物語』へ ―『住吉物語』との関わりを中心として― |
真下美弥子 |
「かさね」の句成立考 | 小林孔 |
森鴎外「金毘羅」論 | 瀧本和成 |
芥川龍之介・習作期の検討―小説的表現の生成― | 友田悦生 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第52号)
■第52号(1989年5月)
心敬名所の句私抄 | 岡本彦一 |
長意吉麻呂応詔歌の讃歌性 ―巻三・二三八番歌をめぐって― |
真下厚 |
『おくのほそ道』考―「尿前の関」の典拠をめぐって― | 小林孔 |
中野重治の啄木論 | 田口道昭 |
抵抗としての文学―福永武彦論(一)― | 川島晃 |
『忘却の河』論―自己再生への試み― | 廣川和子 |
〔書評〕山下久夫著『本居宣長と「自然」』 | 古相正美 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第51号)
■第51号(1988年5月)
近世語の言語景観小見 ―近畿・東海方言の地理的状況をめぐり― |
彦坂佳宣 |
浜松中納言物語試注―「わうかくしやう」を起点として― | 中西健治 |
『今昔物語集』天竺部の構成 ―同文的同話をてがかりとして― |
原田信之 |
芥川龍之介と芸術至上主義 ―芸術的価値をめぐって― |
吉岡由紀彦 |
志賀文学における大正五年の転換 ―初期志賀直哉の性と文学(二)― |
富澤成實 |
〔書評〕秋山公男著 『漱石文学論考――後期作品の方法と構造――』 |
戸田民子 |
〔書評〕宮岡薫氏著『古代歌謡の構造』を読む | 駒木敏 |
〔書評〕上田博著『石川啄木の文学』を読む | 太田登 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第50号)
■第50号(1987年5月)
五十号刊行にあたって | 福田晃 |
『湘煙日記』試論 | 和田繁二郎 |
祭り比べ―『たけくらべ』再考Ⅰ― | 塚田満江 |
無名草子の物語評(二) | 伴利昭 |
神と罪の物語―「吉備津の釜」― | 元田與市 |
作家芥川誕生の基礎的与件 ―自己像および世界像の性格をめぐって― |
友田悦生 |
『山の音』論―その「愛」の様相― | 辻本千鶴 |
話しことば領域の形態分類 ―リンドネルから西尾実にいたる影響関係をとおして― |
安直哉 |
〔書評〕塚田満江著『半井桃水研究 全』 | 芦谷信和 |
〔書評〕小林美和著『平家物語生成論』 | 美濃部重克 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第49号)
■第49号(1986年5月)
真名本曽我物語の語り物的性格 ―巻八「祐経を射んとせし事」を中心に― |
福田晃 |
安楽寺本系北野天神縁起の性格 | 小仲透 |
「菊花の約」考―末段と主題― | 元田與市 |
『三四郎』小考―「迷羊」の意味― | 山下伸仁 |
「言語感覚」を養う国語科教育の目標とその指導 | 福知正温 |
〔書評〕松前健著『大和国家と神話伝承』 | 宮岡薫 |
〔書評〕堀竹忠晃著『平家物語論序説』 | 佐伯真一 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第48号)
■第48号(1985年5月)
金子春夢の小説(一)―「革羽織」まで― | 芦谷信和 |
『夢幻』考―『九雲夢』との比較― | 塚田満江 |
『是楽物語』の構造 | 前芝憲一 |
浜松中納言物語巻五末尾攷 | 中西健治 |
〔書評〕福田晃著『神道集説話の成立』 | 美濃部重克 |
〔書評〕長田久男著『国語連文論』 | 佐藤虎男 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第47号)
■第47号(1984年5月)
啄木「葬列」論―詩から小説へ― | 上田博 |
芥川龍之介と戯曲―「青年と死と」を中心に― | 森崎光子 |
『仁勢物語』の位相 | 小原亨 |
「思はぬ方にとまりする少将」小考―短編物語の手法― | 野村倫子 |
万葉行旅長歌の呪祝表現―意志的表現と妹の表象― | 増田茂恭 |
〔書評〕中西健治著『浜松中納言物語の研究』 | 伴利昭 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第46号)
■第46号(1983年5月)
アキヅノとアキヅシマ(記紀・雄略)覚書 | 本田義寿 |
芥川龍之介「上海游記」―里見病院のことなど― | 戸田民子 |
『立花口伝大事』にみえる道誉の幽玄 ―世阿弥伝書との比較より― |
小山美智子 |
浮舟入水の脇役たち ―「東屋」から「浮舟」へ構想の変化を追って― |
野村倫子 |
〔書評〕芦谷信和著『国木田独歩――比較文学的研究――』 | 北野昭彦 |
〔書評〕平田利晴著『萩原朔太郎の文学』を読む | 佐藤房儀 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第45号)
■第45号(1982年5月)
神道集「上野国児持山之事」の源流(続) | 福田晃 |
『神道集』と神道思想 | 榎本純一 |
物語としての『蜻蛉日記』―享受側の意識をふまえて― | 磯村清隆 |
深沢七郎論序―「楢山節考」の受動的性格の意味― | 平田利晴 |
〔書評〕水田潤著『仮名草子の世界――未分化の系譜――』 | 菊池真一 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第44号)
■第44号(1981年5月)
英雄譚の世界的範型と日本文学 | 松前健 |
「狭衣物語」から室町時代物語「さごろも」へ ―その改作方法について― |
真島美弥子 |
一類本平治物語の成立―「平治記」とその作者― | 山本清 |
夏目漱石小論―『野分』成立とその周辺― | 戸田民子 |
〔書評〕佐々木啓一著『椎名麟三の研究』上・下 | 垣田時也 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第43号)
■第43号(1980年5月)
『彼岸過迄』の方法(二) ―読者本位と作者本位の共存― |
秋山公男 |
『信長公記』の叙述について | 小林慧子 |
『ねごと草』の近世的構造 | 小原亨 |
乃木殉死をめぐる文学―鴎外・漱石たち― | 小瀬千恵子 |
〔書評〕福田晃編『沖縄地方の民間文芸』 | 野村純一 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第42号)
■第42号(1979年5月)
長嘯室本『落窪物語』について | 伴利昭 |
『撰集抄』説話の特質―歌の功徳をめぐって― | 松本孝三 |
啄木における表現の獲得 ―明治三十五年秋の出郷をめぐって― |
木股知史 |
室生犀星における小説の方法 ―初期三部作から「市井鬼」物への展開を追って― |
船登芳雄 |
〔書評〕浅田隆著 『葉山嘉樹論―「海に生くる人々」をめぐって―』 |
浦西和彦 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第41号)
■第41号(1978年5月)
「うらみのすけ」の文芸構造 | 水田潤 |
人麻呂歌集巻向歌群の再検討―歌の発想を中心として― | 真下厚 |
夏目漱石と狩野亨吉 | 戸田民子 |
朔太郎・『青猫』序説―前半期にみられる産出主体の位相― | 平田利晴 |
〔書評〕稲田浩二・大島建彦・川端豊彦・福田晃・三原幸久編 『日本昔話事典』 |
岩瀬博 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第39号)
■第39号(1976年3月)
寓話的政治小説試論―「情海波瀾」と「自由廼錦袍」― | 和田繁二郎 |
延慶本平家物語における文覚・六代説話の形成 | 小林美和 |
〔国語教育ゼミナール報告〕 教材と学習者とをどうかかわらせるか |
建部一男 |
〔研究余録〕西欧における日本文学研究の現状について ―方法論を中心として― |
鷹津義彦 |
〔書評〕北野昭彦著『国木田独歩の文学』 | 山田博光 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第38号)
■第38号(1974年12月)
新体詩の歌唱性について―藤村と晩翠との場合― | 鷹津義彦 |
国木田独歩『富岡先生』の人物造型および発想の根底 ―伝記と虚構化の開きをめぐって― |
北野昭彦 |
太田牛一『信長公記』における信長像 | 小林慧子 |
景戒の出自とその背景 | 丸山顯德 |
〔夏季日本文学談話会報告〕 テーマ 教材と学習者とをどうかかわらせるか |
建部一男 |
〔書評〕岡本彦一著『心敬の世界』 | 両角倉一 |
〔書評〕真鍋昌弘著『田植草紙歌謡全考注』 | 田中瑩一 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第37号)
■第37号(1974年3月)
「痛カ(忄+可)怜」小考 | 本田義寿 |
新古今的発想の一類型―藤原定家の歌一首― | 奥田久輝 |
「好色五人女」の内題について―巻一・巻五を中心として― | 林昌治 |
安部公房小論―『砂の女』と「現代の神話」について― | 曾木明 |
〔書評〕水田潤著『西鶴論序説』 | 野田寿雄 |
〔書評〕森本茂著『伊勢物語全釈』 | 中田武司 |
「論究日本文學」バックナンバー目次(第36号)
■第36号(1973年3月)
創作行為と批評行為 ―あるいは主体と対象の論理構造序説― |
安森敏隆 |
芥川龍之介―下意識に関する試論― | 國末泰平 |
西鶴「諸国はなし」の近世的性格 | 水田潤 |
舒明天皇歌論 | 田中文雅 |
〔書評〕故小島孝三郎著『現代文学とオノマトペ』の紹介 | 長田久男 |