「論究日本文學」第96号発刊のお知らせ 

「論究日本文學」第96号が発刊されました(2012年5月)ので、お知らせします。
第96号は彦坂佳宣教授退職(現特任教授)に伴い、退職記念号として、各方面の先生方に多数寄稿していただきました。
いつもより増頁し、充実した内容となっておりますので、ぜひご覧ください。

〔巻頭言〕清徳の人―彦坂佳宣先生をお送りする― 中西健治
近世中頃の中国地方山間部における格助詞ノとガの用法
  ―「石見方言茶話」「田植歌」の考察から―
彦坂佳宣
吉野秀政著『神国愚童随筆』と民間説話 真下厚
与謝野晶子「君死にたまふこと勿れ」論争の周辺
  ―〈私情〉のゆくえ―
田口道昭
中島敦「山月記」論
―唐代伝奇「人虎伝」と作品の人物・舞台設定を視座として―
橋本正志
一青年の日記―「諏訪部日記」のこと― 中西健治
岡本潤の戦中・戦後―『襤褸の旗』の頃― 村田裕和
大岡昇平手稿「俘虜記」の考察
  ―僚友・「私のプライド」・俘虜の〈恥〉―
花﨑育代
水上勉の〈京都〉―「雁の寺」の視線― 瀧本和成
近世以降の東西方言における禁止表現の史的研究
  ―当為表現との関わりから―
湯浅彩央
「青い煙」の形象―教材「ごんぎつね」最終文の解釈― 安直哉
横光利一「無礼な街」論
  ―「孤独な純情の生活」を視座として―
八原瑠里
『航米日録』巻一~巻五の漢字について 浅野敏彦
京都市方言の接続助詞・終助詞「シ」の用法 舩木礼子
助数詞に見る意味分野別語彙構造
  ―「一つ」と「一個」との比較を通して―
陶萍
日本における電子出版の進展と図書館の役割 湯浅俊彦
〔書評〕坪内稔典『正岡子規 言葉と生きる』を読む
      ―言葉に留まるということ―
青木亮人
〔書評〕村田裕和著
     『近代思想社と大正期ナショナリズムの時代』
大和田茂
〔書評〕外村彰著
     『岡本かの子 短歌と小説―主我と没我と―』
渡邊浩史
〔書評〕貴司山治研究会・編『貴司山治研究』 池田浩士
→『論究日本文學』Web公開サイト

文学研修旅行の開催予定【参加申込締切済】 

既に参加申し込みは締め切ってしまいましたが、
7月7日~8日開催の文学研修旅行についてお知らせします。
今年は、三重県松阪市~伊勢市です。

伊勢神宮は言わずもがな、古典文学作品に数多く登場する特別な場所です。『古事記』1300年、『方丈記』800年、式年遷宮と記念的な年である2012年度の文学研修にはふさわしい場所だと思います。
西行や長明や芭蕉といった旅に生きた人々も訪れました。
近世には、お伊勢参り(お蔭参り)が庶民の間でも流行しました。
松阪は、近世国学の大成者である本居宣長の出身地でもあります。
近くの斎宮(さいくう)駅には斎宮歴史博物館があり、斎宮の生活や当時の人々の話し方を再現した映像などが見られます。

〔1日目〕 7月7日(土)
京都駅集合(09:30) → 近鉄京都駅発(10:00) → 近鉄松阪駅 → 昼食 → 本居宣長記念館・鈴屋 → 本居神社・松阪神社 → 松阪城跡 → 斎宮歴史博物館 → 斎宮跡・斎宮の森 → 二見浦 → 宿 → 夕食

〔2日目〕 7月8日(日)
朝食 → 二見興玉神社・夫婦岩 → 伊勢神宮外宮 → 昼食 → 神宮徴古館 → 伊勢神宮内宮 → 近鉄京都駅 → 解散(19:30)


参加される方は、お気をつけて。素敵な七夕の旅となりますように☆彡
来年も開催するかと思いますので、ご興味を持たれた方は、文学部事務室などの情報をぜひチェックしていてください。

【レポート】第56回立命館大学日本文学会大会 

第56回立命館大学日本文学会大会は、予定通り盛会裏に終了しました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

大会の様子を一部写真とともにご紹介します。


10時より、昨年度の卒業生・院生・会員による研究発表が行われました。

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発表の後には、活発な質疑が交わされました。


研究発表の後、昨年度退官された彦坂佳宣先生(現・本学文学部特任教授)がご講演くださいました。
言語・地理学的視点から、大黒屋光太夫をはじめとする越境者(漂流民)たちの言葉について考察されました。
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大会終了後、末川記念会館地下のレストランカルムにて、懇親会が行われました。

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第56回立命館大学日本文学会大会のお知らせ 

下記の通り、第56回立命館大学日本文学会大会を開催いたします。
多数の方々のご参加をお待ちしております。

日時: 2012年6月10日(日) 10:00~17:20
会場: 立命館大学衣笠キャンパス 末川記念会館1F講義室(旧ホール)
           → 衣笠キャンパスマップの(22)番を参照

内容
研究発表・午前の部 (10:00~12:15)
①大伴家持挽歌論―万葉集四二一四番歌を中心に―
     立命館大学文学部2011年度卒業生 吉田 遥香
②三島由紀夫「サーカス」論―団長の「至大な愛」について―
     立命館大学文学研究科博士前期課程 沖川 麻由子
③『永禄五年一乗谷曲水宴詩歌』―公条の序文から見えてくるもの―
     立命館大学文学研究科博士後期課程 李 増先

研究発表・午後の部 (13:00~15:15)
④序数詞「第~」と「~目」の用法考察
     立命館大学文学研究科博士後期課程 陶 萍
⑤〈女〉事務員の位置―宮本百合子「舗道」論―
     近畿大学・花園大学非常勤講師 池田 啓悟
⑥『狭衣物語』の飛鳥井と一品の宮―母子の流離―
     大阪府立春日丘高等学校教諭 野村 倫子

講  演 (15:30~16:30)
 越境者たちの方言誌
     立命館大学文学部特任教授 彦坂 佳宣

総  会 (16:40~17:20)

懇 親 会 (17:30~19:30)
 会場: レストランカルム(末川記念会館地階)
 会費: 5,000円(学部生・院生3,000円)