「論究日本文學」第100号発刊のお知らせ 

「論究日本文學」第100号が発刊されました(2014年5月)ので、お知らせします。
今号は、第100号記念号として、長らく日本文学会・日本文学専攻を支えてくださった諸先生方に、一文を寄せていただきました。
また、現在の専任教員・卒業生による研究論文も多く掲載され、100号を飾るにふさわしい内容となっております。 どうぞご覧くださいませ。

〔巻頭言〕 『論究日本文学』一〇〇号を記念して 田口道昭
 一〇〇号に寄せて
立命館大学日本文学会創立の頃 芦谷信和
日本文学会の思い出
   ――共同研究室のことなど――
伴利昭
思い出すことなど、二、三
   ――『論究日本文学』一〇〇号によせて――
木村一信
日本文学会などの思い出 中西健治
 論 文
古代日本国の「神力」
   ――善珠の注釈活動を中心に――
渡部亮一
三方沙弥万葉歌の『古今和歌六帖』における伝承と受容 田頭正浩
『无上法院殿御日記』研究序説 川崎佐知子
「十雪詩」のゆくえ 中本大
貴船社歌合は上賀茂神社で詠まれた 三浦俊介
『異本義経記』の女性像
   ――静を中心に――
山本淳
能本《姨捨》の作者 味方健
石塚豊芥子『花江都歌舞妓年代記続編』
   ――近世後期における歌舞伎興行記録の一様相――
倉橋正恵
石川啄木「時代閉塞の現状」の射程
   ――〈青年〉とは誰か――
田口道昭
大岡昇平「野火」手稿
   ――『展望』初出第三回分について――
花﨑育代
坂口䙥子・〈蕃地〉小説の世界
   ――熊本時代の執筆活動を中心に――
楠井清文
尊敬語補助動詞類の分布とその史的経緯
   ――『方言文法全国地図』「書きますか」を主として――
彦坂佳宣
外来語語末長音の表記のゆれについて 小椋秀樹
読書アクセシビリティの保障と大学図書館
   ――所蔵資料テキストデータ化をめぐって――
湯浅俊彦
〔書評〕二本松泰子著『中世鷹書の文化伝承』 中澤克昭
〔書評〕中西健治著
   『杜陀日記の研究―近世僧侶の旅日記―』
林和利
〔新刊紹介〕末次智著
   『琉球宮廷歌謡論 首里城の時空から』
鈴木耕太郎
〔新刊紹介〕外村彰氏著
   『犀星文学 いのちの呼応――庭といきもの』
八原瑠里
→『論究日本文學』Web公開サイト

【レポート】第58回立命館大学日本文学会大会  

第58回立命館大学日本文学会大会は、予定通り盛会裏に終了しました。
今回は、日本文学会創立60周年の記念大会として、例年とは異なる催しが様々行われました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。


大会の様子の一部を、写真とともにご紹介します。

午前中は、昨年度の卒業生、院生による研究発表3本が行われました。
いずれも十分に準備された内容で、聴講に来ていた多くの学部生の、指標となるような発表でした。
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午後からは、「立命館の「知」の財産―資料発掘・整理とその研究―」と題し、博士後期課程在学中の院生や修士修了生によるワークショップが行われました。
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立命館大学には、西園寺文庫や白楊荘文庫などの貴重な文庫、
文部科学省より「日本文化資源デジタル・アーカイブ研究拠点」として
認定を受けたアートリサーチセンター等、多くの資料が学生の手の届くところにあります。

このような学内の資料を利用した研究活動の意義や内容、
また、それを公開していくことについてなど、
発表者の経験や実践を通じたそれぞれの立場から、
古典・近代の垣根を越えて、活発な議論が交わされました。

質疑応答では、発表中には触れられなかった後藤丹治文庫についてや、
図書館学や出版等、様々な方面からの有意義な意見が飛び交いました。



15時からは、パネルディスカッションが行われました。
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カルガリー大学から、楊暁捷先生をお招きし、
京都学専攻でも教鞭をとられている本学教授の中本大先生、
司会の赤間亮先生とともに、
京都という場で日本文学・文化を研究する意義や魅力について、
ご自身の体験等も踏まえ、お話くださいました。
ディスカッションや質疑からも、多くの刺激を受けました。




学会終了後は、末川記念会館地下のレストランカルムにて、懇親会が行われました。
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なお、会場にお越しくださった会員の方には、『論究日本文学』最新号の100号をお渡しいたしました。
こちらも記念号で、いつも以上のボリュームとなっております。
残念ながらお越しになれなかった方には、後日お送りいたしますので、今しばらくお待ちくださいませ。

【案内】2014年度立命館大学大学院 文学研究科行動文化情報学専攻 「文化情報学専修」広報企画ワークショップ 

立命館大学大学院 文学研究科 行動文化情報学専攻より、 「文化情報学専修」広報企画連ワークショップの開催のご案内です。

(以下、元ページより転載)



出版メディアとデジタルアーカイブ
     :破壊か?共存か?


ゲスト: 赤間 亮(立命館大学文学部教授)
     湯浅俊彦(立命館大学文学部教授)

日時: 2014年6月23日(月) 18:30-20:30
場所: 立命館大阪梅田キャンパス
       5階 演習室Ⅱ・多目的室(定員60名)
参加: 予約不要・参加費無料

※ 一般の方もインターネットでセミナーにご参加いただけます。
(Ustream: http://www.ustream.tv/channel/dh-jac-ustream-tv


【概要】
これまで出版社が行ってきた復刻・影印などの文化財の複製事業は、1つのビジネスモデルを形成してきた。ところが今日のデジタルアーカイブの進展は、そのような出版ビジネスに大きな影響を与えつつある。
赤間亮氏からは、立命館大学アート・リサーチセンターが行ってきた海外文化財をデジタルアーカイブ化で確立した「ARCモデル」について、また、湯浅俊彦氏からは、電子出版と電子図書館をめぐる現状と課題について具体的な事例報告を行い、まもなく訪れるであろう決着するであろう出版メディアとデジタルアーカイブの将来像について考えて行きたい。


主催: 立命館大学大学院 文学研究科
共催: 日本出版学会関西部会
    アート・ドキュメンテーション学会関西地区部会
協力: 立命館大学 アート・リサーチセンター
問合せ: 立命館大学文学部事務室
〒603‐8577 京都市北区等持院北町56‐1
TEL: 075‐465‐8187(月~金 9:00~17:30)