「論究日本文學」バックナンバー目次(第81~90号) 

第90号(2009年5月)

交差する詩精神
 ―萩原恭次郎『死刑宣告』と中野重治「驢馬」所載詩論―
村田裕和
地下楽家の説話生成と理論構造
   ―『教訓抄』を中心として―
猪瀬千尋
中島敦「虎狩」論
   ―語りの手法と「虎」イメージの分析を中心に―
楠井清文
「山月記」の授業 九野里信夫
〔書評〕木股知史著
   『画文共鳴――『みだれ髪』から『月に吠える』へ』
河野有時
〔書評〕『不安に生きる文学誌』
   あるいは「コロンブスの卵」を読む
平野芳信

第89号(2008年12月)
ある儒者の幕末―菊池三渓伝小攷― 福井辰彦
『万葉集』「玉敷く」の表現性 小田芳寿
諏訪流の鷹術伝承―みさご腹の鷹説話をめぐって― 二本松泰子
栄海の聖徳太子観について
   ―貞和二年題未詳講式を中心に―
本多潤子
謡曲『定家』の歌結び考 今井孝子
「怒り」という感情の生成
   ―中野重治「万年大学生の作者に」について―
鳥木圭太
〔新刊紹介〕外村彰編『高祖保書簡集 井上多喜三郎宛』 野田敦子

第88号(2008年5月)
夏目漱石と〈京都〉
   ―小説『門』に於ける宗助と御米の出逢い―
瀧本和成
室生犀星の詩と庭―〝つち澄み〟の美意識― 外村彰
交錯する〈 社会主義 〉
   ―中條百合子「ズラかった信吉」論―
池田啓悟
『大和物語』第百三十九段考
   ―「故兵部卿宮」は元良親王か?―
高橋照美
祭祀される忠度の腕
   ―伝承を引き寄せる場をめぐって―
大坪舞
西沢一風作『好色極秘伝』考
   ―浄瑠璃段物集・浮世草子との関連―
石上阿希
表現学習『千の風になって』
   ―平成一八年度の国語表現から―
金澤ひろあき

第87号(2007年12月)
大岡昇平による富永太郎
   ―大正十二年・「俯瞰景」を中心にして―
花﨑育代
漱石「琴のそら音」論―法学士に伝えられた幽霊譚― 北川健二
了誉聖冏『日本書紀私抄』と一峯本『日本書紀』
―一峯本書き入れ注記と『日本書紀私抄』注釈文の
 照合の問題を中心に―
中尾瑞樹
大学教育、その改革の試み
   ―浜松大学「時事問題演習」の場合―
安藤勝志
〔書評〕山﨑國紀著『評伝 森鴎外』 清田文武
〔書評〕大石征勝著
 『希望の光を一にして――国語科教育への願いをこめて――』
中西健治

第86号(2007年5月)
『御嶽由来記』と声の神話・伝説と 真下厚
国語教科書における当為表現の変化
   ―明治から昭和二〇年代にかけて―
湯浅彩央
国木田独歩「富岡先生」論 山口実男
林芙美子の詩「女工の唄へる」「朱帆は海へ出た」論
   ―その表現をめぐって―
野田敦子
『羊をめぐる冒険』論―北海道から満州、そして戦後― 松枝誠

第85号(2006年12月)
否定の前の肯定・山田順子と秋声
   ―近代女性文学と語る欲望(3)―
中川成美
三代歌川豊国画「踊形容外題尽」について 赤間亮
大峯縁起の相伝―『金玉要集』を中心に― 小浜晶子
「『コラム演習』の試み」の補足 磯村勝三

第84号(2006年5月)
永禄三年正月の近衞家の文事
   ―近衞稙家新年試筆詩をめぐって―
中本大
近松秋江「骨肉」論
   ―「悲しみの薄らぎ」と「孤独」を生んだ背景―
佐々木清次
徳田秋声『黴』論―その表現意識をめぐって― 高橋敏哉
三島由紀夫「金閣寺」の位置
   ―結語「生きよう」をめぐって―
田中洋之
ますたか書き入れ橘千蔭本『落窪物語』の
 異本校合について―『長嘯室本 落窪物語』補遺―
立命館大学
落窪物語研究会
〔書評〕黄地百合子著
   『御伽草子と昔話 日本の継子話の深層』
松本孝三
〔書評〕安直哉著『イギリス中等音声国語教育史研究』 長田友紀
〔書評〕外村彰著
   『岡本かの子の小説 《ひたごころ》の形象』
北川健二

第83号(2005年12月)
朝光の結婚―『栄花物語』・『大鏡』考― 高橋照美
『女童子往来』の『鉢かづき』
   ―近世前期お伽草子享受の一側面(一)―
山本淳
『源氏一部之簡要』所収の「源氏物語」巻名和歌について 吉岡貴子
森鴎外「吃逆」論 今福ちひろ
読書活動推進の現状―静岡県の場合― 安藤勝志
〔書評〕中西健治著『浜松中納言物語全注釈 上・下』 八島由香
〔書評〕原田信之著『今昔物語集南都成立と唯識学』 田中徳定
〔書評〕霍士富著『九十年代以降の大江健三郎
         ――民話の再生と再建のユートピア――』
北野昭彦

第82号(2005年5月)
「佛舞」の原風景―その音楽的相承を中心に― 村上美登志
『鉢かづき』の恋
 ―御巫本との比較による御伽文庫本の読みと特徴(二)―
冨田成美
黄表紙『忠臣蔵壁楽書人唯一心命』―描かれた演出― 齊藤千恵
竹内好論―国民文学論争における政治と文学― 内藤由直
網野菊の死生観―『さくらの花』を中心にして― 佐々木清次
清兵衛の剣―藤沢周平の武家小説― 安藤勝志
〔書評〕真下厚著『万葉歌生成論』 増田茂恭
〔書評〕山下久夫『秋成の「古代」』を読む 近衞典子

第81号 立命館大学日本文学会50周年記念号(2005年2月)
〔巻頭言〕日本文学会五〇周年を迎えて 瀧本和成
日本文学会の思い出
大学院博士課程の創設の頃―先達の三先生を偲んで― 福田晃
立命館大学日本文学会創立の頃 芦谷信和
日本文学会の思い出―日本文学会五〇周年に寄せて― 伴利昭
『論究日本文学』第四〇号のこと 上田博
日本文学会創立当時のおもかげ(山崎利雄先生御所蔵写真より)
50周年記念大会シンポジウム「世界の中の日本文学」
50周年記念大会シンポジウムにて
世界の中の日本文学―アメリカの場合― Charles Fox
韓国における日本文学研究の状況と展望 崔在喆
自蹊自筆〔冶天追善集〕―解題と翻刻― 小林孔
湖月抄抜書「玉花紫金葉」解題
   ―鈴木弘道先生の覚書への贅言―
中西健治
金石範「虚夢譚」の〈私〉と朝鮮育ちの日本人F
 ―在日朝鮮人〈私〉の在日性を照らすもう一つの装置―
北野昭彦
国語科教育概論‐L―その生成と展開― 大石征勝
万葉集行幸恋歌の生成
   ―神亀五年難波宮行幸歌四首をめぐって―
高塚淑恵
映画の体験とリアリズム
―黒澤明[どですかでん]/山本周五郎「季節のない街」論―
友田義行
〔書評〕真下厚著『声の神話――奄美・沖縄の島じまから』 居駒永幸
〔書評〕元田與市著『秋成綺想』
   ―十八世紀知識人の浪漫と現実―
山下久夫
〔書評〕木村一信著『昭和作家の〈南洋行〉』 森本穫