中川成美『戦争をよむ 70冊の小説案内』刊行のお知らせ 

本学特任教授の中川成美先生の新著『戦争をよむ 70冊の小説案内』が7月20日、岩波書店から刊行されました。
どうぞご覧くださいませ。

中川成美『戦争をよむ』

以下が目次となります。

まえがき 文学は戦争とともに歩んだ
第1章 戦時風景
 1 徳田秋声『戦時風景』
 2 火野葦平『麦と兵隊』
 3 小林信彦『ぼくたちの好きな戦争』
 4 富士正晴『帝国軍隊に於ける学習・序』
 5 大岡昇『野火』
 6 野間宏『顔の中の赤い月』
 7 ジョン・オカダ『ノーノー・ボーイ』
 8 古処誠二『接近』
 9 江戸川乱歩『防空壕』
 10 大城立裕『日の果てから』
 11 梅﨑春生『桜島』
 12 原民喜『夏の花』
 13 安部公房『変形の記録』
第2章 女性たちの戦争
 1 壺井栄『二十四の瞳』
 2 角田光代『笹の舟で海をわたる』
 3 田村泰次郎『蝗』
 4 森三千代『新嘉坡の宿』
 5 高橋たか子『誘惑者』
 6 ベルンハルト・シュリンク『朗読者』
 7 宮田文子『ゲシュタポ』
 8 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』
 9 リリアン・ヘルマン『眠れない時代』
 10 大田洋子『ほたる』
 11 林芙美子『浮雲』
 12 池田みち子『無縁仏』
第3章 植民地に起こった戦争は――
 1 藤森節子『少女たちの植民地――関東州の記憶から』
 2 吉田知子『満州は知らない』
 3 張赫宙『岩本志願兵』
 4 梶山季之『族譜』
 5 小田実『「アボジ」を踏む』
 6 中村地平『霧の蕃社』
 7 モーナノン『僕らの名前を返せ/燃やせ』
 8 バオ・ニン『戦争の悲しみ』
 9 ティム・オブライエン『本当の戦争の話をしよう』
 10 多和田葉子『旅をする裸の眼』
第4章 周縁に生きる
 1 小林多喜二『転形期の人々』
 2 佐多稲子『キャラメル工場から』
 3 徳田秋声『勲章』
 4 松本清張『遠い接近』
 5 児玉隆也『一銭五厘たちの横丁』
 6 北杜夫『輝ける碧き空の下で』
 7 カズオ・イシグロ『遠い山なみの光』
 8 安本末子『にあんちゃん』
 9 東峰夫『オキナワの少年』
 10 永山則夫『無知の涙』
 11 フェデリコ・ガルシーア・ロルカ『ジプシー歌集』
第5章 戦争責任を問う
 1 ドルトン・トランボ『ジョニーは戦場へ行った』
 2 アーネスト・ヘミングウェイ『兵士の故郷』
 3 石川淳『マルスの歌』
 4 山田風太郎『戦中派不戦日記』
 5 竹内浩三『戦死やあわれ』
 6 坂口安吾『戦争論』
 7 平林たい子『盲中国兵』
 8 中野重治『五勺の酒』
 9 後藤みな子『炭塵のふる町』
 10 結城昌治『軍旗はためく下に』
 11 ノーマ・フィールド『天皇の逝く国で』
 12 パトリック・モディアノ『1941年。パリの尋ね人』
 13 ボリス・シリュルニク『憎むのでもなく、許すのでもなく』
終 章 いまここにある戦争
 1 ジョージ・オーウェル『一九八四年』
 2 目取真俊『水滴』
 3 パスカル・メルシエ『リスボンへの夜行列車』
 4 シリン・ネザマフィ『白い紙/サラム』
 5 ヤスミナ・カドラ『カブールの燕たち』
 6 リービ英雄『千々にくだけて』
 7 ミシェル・ウエルベック『服従』
 8 高野悦子『二十歳の原点』
 9 笙野頼子『姫と戦争と「庭の雀」』
 10 伊藤計劃『虐殺器官』
 11 津島佑子『半減期を祝って』
ブックリスト
あとがき

詳しくは岩波書店のHPをご覧ください。